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マイベストエピソード7選

 以前、インタビューでお世話になったぎけんさんの企画に参加します。

ルールは、

作品としてはベストに選ばないけど好きな話数をコンセプトに、アニメ作品の好きな話数を選出し紹介する企画です。
※ コンセプトは強制ではありませんので気楽に考えてください
・ 劇場版を除くすべてのアニメ作品の中から選出(配信系・OVA・18禁など)
・ 選ぶ話数は5~10個(最低5個、上限10個)
・ 1作品につき1話だけ
・ 順位はつけない
・ 自身のブログで更新OK(あとでこのブログにコピペさせていただきます)
・ 画像の有無は問わない
・ 締め切りは8月末まで

 マイベストエピソード企画はじめました - 物理的領域の因果的閉包性

 今回私は7つ考えました。選ぶ基準は「観て衝撃的だった」話を中心にしようと思います。

宇宙をかける少女 第9話「 Q速∞」

脚本:樋口達人 絵コンテ&演出:京極尚彦 作画監督:藤井智之

 お話しはギャグ回何ですけど、まさかの野球回。このアニメはSF作品で、主に宇宙が舞台になってるんですけど、今までの話を一旦止めて、キャラクターはそのままで1話使って野球をする話です。しかも、絵コンテと演出が、あの大ヒットアニメ、ラブライブ!京極尚彦さん。おふざけ回は最近減ったなぁと懐かしく感じますね。

 

ヨスガノソラ 第11話「ソラメクフタリ」

脚本:荒川稔久 絵コンテ:しまづ聡行 演出: 嵯峨敏 作画監督:清水勝祐、滝吾郎
落合瞳

禁断の兄弟のセックスがガッツリと描かかれています。抑圧されていたものが一気に開放され、境界を超えたお話しです。玄関でセックスをしている所を開けて見られるという印象的なシーンがありました。玄関を開けるという行為で、「境界を超える」という演出が際立っていた気がします。

 

しゅごキャラ! 第29話 「キャラなり!?アミュレットエンジェル!」

脚本:小山知子 絵コンテ&演出:平尾美穂 作画監督古田誠松本卓也

 いわゆる女児向けアニメで、当時は「子供向け」ってイメージがあったんですが、しゅごキャラ!はそういったイメージを覆してくれた大変良いアニメでした。

そんな中でかなり印象的だったのが、こちらの話。

主人公のあむ(CV:伊藤かな恵)と、このと時敵対してた歌唄(CV:水樹奈々)が変身して戦うお話ですが、そこにで歌唄の兄であり、あむが恋心を抱いているイクト(CV:中村悠一)が来ます。そしたら歌唄がだたこねて色々あった挙句最後に二人はディープキスをしました。兄弟で何やってんだ!?って朝から吹き出してしまい、かなり印象に残っています。

 

瀬戸の花嫁 第20話 「男たちの挽歌
脚本:上江洲誠 絵コンテ:影山楙倫  演出:唐戸光博 作画監督松本剛

ギャグアニメにおける、声優さんの大切さを思い知った話です。

瀬戸の花嫁は、とにかく出てくる人物の声がハイテンションであり、それが2クール目からどんどんエスカレートしていた気がするんですよね。もちろん良い意味で。この話では三宅健太さん、村瀬克輝さん、玄田哲章さんの怪演に腹を抱えて笑いました。

 

コードギアス 反逆のルルーシュ 第10話「紅蓮 舞う」
脚本:大河内一楼 絵コンテ:須永司  演出:三宅和男 作画監督:米山浩平
池田有  総作画監督千羽由利子中田栄治

 初めて観た深夜アニメであり、初めて観たエピソードでした。

とにかく、物語のテンポの速さと、見せ場の多さに引き込まれました。

メカの見せ方、キャラクターの動かし方、が非常に上手いと思ったエピソードです。

 

ハピネスチャージプリキュア! 第32話「いおなの初恋!?イノセントフォーム発動!」
脚本:高橋ナツコ 絵コンテ&演出:山内重保 作画監督:赤田信人 

 みんな大好き山内重保さん。プリキュアでは初代以降久しぶりの参加でしょうか。

山内さんが演出すると、山内さんのアニメになっちゃうんですよね。

でもこの話はとても良かった。いおなと裕哉の関係性を見せる演出がとても上手かった。

 

 少女革命ウテナ 第20話「若葉繁れる」
脚本:月村了衛 絵コンテ:橋本カツヨ   演出:桜美かつし 作画監督:たけうちのぶゆき

個人的に、オールタイムマイベストエピソードであり、篠原若葉という人物が愛おしく、悲しい、大好きなキャラクターになりました。

キャラクターの表情もベスト。全てが大好きです。

 

 以上になります。中々決めるのが難しかったですが、とても選んでいるときはとても楽しかったです。ぎけんさんありがとうございました。

『SHARING』  共有と共感

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篠崎誠監督の新作『SHARING』を観た。4月に2回(アナザーバージョン1回、本バージョン1回)そして、7月に再び期間限定で上映さたので観てきた。

篠崎誠監督のフィルモグラフィーを追うのはちょっと難しいというか、中々観れる作品が無いので比較とかは出来ないが、この『SHARING』は傑作だった。

 お話は、大学で社会心理学を教えるの瑛子(山田キヌヲ)が、東日本大震災予知夢を見た人を調査している。彼女は震災で死んだ恋人の夢をずっと見続けており、予知夢の調査をしてく内に、自身が予知夢や、ドッペルゲンガー見るようになってゆく。

一方、同じ大学で、演劇学科の薫(樋井明日香)は、卒業公演の稽古で、311をテーマにした公演を進めているが、彼女もこの芝居を初めてから同じ夢にうなされるようになる。本作はこの2人のキャラクターを中心に物語は進行する。

 

  この映画、東日本大震災以降の、我々が住んでいる日本をテーマにした作品であるが、物語の舞台がほとんど大学内で限定されている。先ほど書いた、「ドッペルゲンガー」と「予知夢」や、「夢の中でまた夢を見る」といった入れ子構造も特徴的である。

過剰と言ってもいいくらいの入れ子構造のせいか、「一体どこまでが夢でどこまでが現実なのだろう」と、観ているこちらの気持ちが揺さぶられる。

 おそらく、観る人にとっては「ホラー映画」にも見えると思う。僕もそう思った。

「ホラー映画」って色んな意味で使われると思うが、本作は「建造物という空間使ったホラー映画」だと思う。

大学という限定された空間を、「ドッペルゲンガー」と「夢」の描写、そして不吉な「音」で不安にさせてくれる。撮影は立教大学で行われているが、大学内の「空間」が怖い。廊下の向こう側に立つ人、図書館から上の階のガラスを見上げると立っているもう一人の自分等…

黒沢清の新作『クリーピー 偽りの隣人』で、大学内での1カットで見せる印象的なシーンがあるが、それに近い厭な雰囲気に近い。

篠崎監督も、この「空間」を意識したと言っていた。

そんな厭な部分も続いて行く内に物語はとんでもない展開で幕を閉じた。こればっかりは観てから確かめてほしい。おそらく、今の日本に住んでいる人たちなら、絶対誰かしらが考えているだろう事。

 3.11以降を描いた映画でもあり、ホラーでもある実験的な映画だが、本作の僕が傑作だと心を揺さぶられた事には、『SHARIG』とタイトルにもなっているように、「共有する事とは何か」という事を問いかけてくれたからだ。

何でもかんでも共有する事は良い事とは限らない。共有して共感する事っていったい何だろうか。というか「感情移入」ってそもそも何だろうか。つーか、共有とか共感とか感情移入とかって過剰になると息苦しいと思う。

僕が時々思う「他者」との関わり方の難しさ、どうしたらいいかわからないモヤモヤについて、答えではないが、何か、何か、全部じゃないけど、俺の心のモヤモヤが少しだけ、ほんの少しだけ解消されたような気がする。解消してまた考える繰り返しになるが…それでも本作は僕の感情を激しく揺さぶってくれた。

決定的な誤解を生んでしまうかもしれないけど、それでも「直接目を見て話せ」と訴えかけてくれるあの場面
あの二分割、あのショットはめちゃくちゃかっこよくて、めちゃくちゃ悲しくて泣いた。今のところ今年のベストカットであり、今年のベスト映画。

 でも複数回観ると、めっちゃいいカットとちょっと退屈なカットの差が激しいような気がするが、その歪な感じも含めて好きな映画。傑作。

 

最近の行動 メモ

ブログを久しぶりに書きます。適当です。

 

・映画をそれなりに観ました。

面白い邦画が多かったです。一方で、期待していた洋画が今一なのが多かったです。

 

ドリフターズ5巻を読みました。

凄く面白かったです。

終わるのはいつになるのでしょうか。

 

文豪ストレイドックスの10巻を読みました。

凄くつまらなかったです。

収録されている5つの話が全てつまらない。これって奇跡ですよ。作者は奇跡の力を使ったんです。無駄な事に使ってますね。

あとこの作者、爆弾をやたら使いますが、「とりあえず爆発させとけば派手になる」みたいな、安易な考えがあるのでしょうか。

・アニメを観てます。

『コンクリート・レボルティオ』が超面白かったです。

『文豪ストレイドックス』は榎戸さんと五十嵐さんに痺れてます。

2人の距離 『同級生』 感想

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2月22日鑑賞

  予告編観た時「攻めてるな~」って思ったんですけど、監督とキャラデザを見て「行かねば」決意したので早速観てきました。原作は未読です。

 ・あらすじ

合唱祭前の音楽の授業中、同級生でメガネの優等生・佐条利人が歌っていないことに気付いた草壁光。佐条は歌なんかくだらないのかと思っていたが、ある日の放課後、だれもいない教室でひたむきに歌の練習をする彼の後ろ姿を目にした草壁は思わず声をかける

  BLってジャンルですが、これはストレートな恋愛映画です。

っというか、人を好きになるのに性別は関係無いと思うんですよね。たまたま好きなったのが男だったか、女だったかだけで。まぁBLや百合についてはクソ素人なのであまり詳しくは書けませんが。

 この映画で素晴らしかったのが「テンポ」「コマ割り」「キャラクターの表情と芝居」です。

「テンポ」は、上映時間60分と、映画として観ると短いですがその短さを活かして気持ち良く進んでいきます。それを結ぶのが「コマ割り」

漫画的な演出が随所に見られますが、違和感が無くハマっています。それから特徴的な「画面分割」が所々に挿入されます。これがて物語の「テンポ」と合わせあって、観ていて物凄く気持ち良い。

 「キャラクターの表情と芝居」ですが、「キャラクターの表情萌え」にとっては至福の60分です。

林明美さんのキャラデザが物凄く効いていて、そこに中村章子さんの、おそらく『輪るピングドラム』等で培ったキャラの表情や仕草にフェティシズムを感じさせるのが凄く上手いです。

良かったカットなんて挙げてると「全部」になるんですが、特に良かったのが、草壁光が佐条利人を初めて「意識」するシーン(佐条が一人、教室で練習しているのを草壁が目撃する所)

ここのカット、めちゃめちゃ良いです。それぞれの顔のアップから腕と順番にカットが

入ります(たしか)。ここで一気にキャラクターに芝居をさせ、表情や仕草で気持ちを語ってるんですよね。いいなぁ…

それから噴水で初めてキスをするシーン。ここのカットも良いなぁ…あと噴水のシーンは2回出てきますが、同じ場面でも「違い」を強調させているのが良かったです。

  こんな感じで、キャラの表情と芝居で、主役2人の距離を意識出来ました。

付き合ってみても、お互いってわからない事だらけだと思うんですよね。

劇中で経過する時間はほんの1年ですが、その中で衝突したりもします。それでも「好き」という気持ちがお互い消えない限り関係が消滅したりしないんですよね。

「まじめに、ゆっくり、恋をしよう」ってテーマの通り、2人の関係はゆっくりなんですけど、それが観ていて心地よい。

2人の青春の「終わり」を見せないでまだまだ「続き」を見せてくれた着地も見事でした。

これもまた「人生という冒険は続く…」というワードが過るのであった。

 

『魔法つかいプリキュア!』2話までの感想

 新シリーズが始まりました。2話まで観て思った事と今後の期待を書いてみます。

 

・気になるカット

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 丁度、まだぬいぐるみのモフルンが見上げるカットが入ってから、瞳に映ったリコからの流れがとても美しいと思いました。あえてスローで見せてるあざとさも気になりますが。

2人の出会いのきっかけになってるのが、モフルンなのでこのキャラの使い方もさり気なく上手いなぁと。

あと、みらいとリコの最初の位置関係も表情を含めて良かったです。

すでにみらいが「お友達になってください!」って言っているシーンではリコと同じ位置にいますね。

 

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ここは、この後に入る台詞も含めて、今後の2人の関係を注目したくなるカットでした。

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1話、及び2話でも注目された「手をつなぐ」こと。

初代を意識してるのかもしれませんが、個人的には意識しつつ現代的なアプローチをしてほしいです。

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それより気になったのが、1話での「手を伸ばす」という過程。

リコがモフルンの腕をつかむ→落ちそうになったリコの手を伸ばしてつかむまでの流れが作画、表情含めて非常に良かったです。

手を伸ばす過程は、繋がるまでに凄く重要だと思います。そこの見せ方が上手いとグッときちゃいますね。

 

 ・まとめ

 書いてたら1話の感想中心になってしまいましたが、2話も良かったです。

ただ1話ほどの良さは感じられなかったですけど。でもまだ始まったばかりなので長い目で見守っていきたいです。

期待する事は、久しぶりに「ふたり」で始まったシリーズなので、じゃあ2016年ではどうやってその「ふたり」を見せてくれるかですかね。今後ふたりの距離はどうなるのか楽しみです。

『Go!プリンセスプリキュア』 好きな話と総括

  今更ですが『Go!プリンセスプリキュア』が放送終了したので総括と好きな話を振り返ってみます。

 毎年、一つのプリキュアシリーズが終わると寂しい気持ちになります。やはり、1年間見続けると愛着も湧きますし、長年見続けているシリーズ物だと尚更。

特に今回の作品は、今までのシリーズで培って来たことを最大限に活かした傑作だったのではないでしょうか。

 

 まずは印象に残った話をまとめてみます。

・第9話「幕よあがれ!憧れのノーブルパーティ!」

脚本:田中仁 絵コンテ&演出:芝田浩樹 作画監督大田和寛

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1クール毎に区切って考えてみると、プリキュアVSクローズの戦いが作画的にもお話的にも盛り上がったと思いますが個人的にはこの回が好きですね。

みなみの弱点を見せる回ですが、その見せ方が上手い。生徒会長としての威厳を保ちつつ、やっぱり怖いものは怖い。だけど、それをキュアフローラ達と一緒に立ち向かうお話の構成が見事。「克服」じゃないんですよね。そこが重要。

作画的には、前作の『ハピネスチャージプリキュア!』の劇場版等が記憶に新しい大田和寛さんのと藤井慎吾さんのアクションの見せ方が光っていました。

 

・第15話 「大変身ロマ! アロマの執事試験!」

脚本:香村純子 絵コンテ&演出:黒田成美 岩井隆央 作画監督:赤田信人

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アロマが擬人化…! はるかの優しさ、アロマの一生懸命さがとても良かったです。

あと藤井慎吾さんのアクション。

それから黒田成美さんは、近年のプリキュアシリーズで注目している人なので、ぜひとも今後のシリーズでシリーズディレクターをやってほしいです。

 

・第32話「みなみの許嫁!?帰ってきたスーパーセレブ!」

脚本: 高橋ナツコ 絵コンテ&演出:藤本義孝,田中裕太 村上貴之 作画監督:五十内裕輔

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濃厚なはるか&みなみ回。

みなみ「はるかははるかのままでいい。私はあなたといたいのよ…」

その後のフローラの百合の花。

自称、みなみの婚約者と聞いて安心するフローラ。

本当にありがとうございました。

 

・第39話「夢の花ひらく時!舞え、復活のプリンセス!」

脚本:田中仁 絵コンテ&演出:田中裕太 鎌谷悠  作画監督大田和寛

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脚本、アクション、コンテ、キャラクターの表情、1つ1つのシーンがばっちり決まっていた文句なしの回。

 

・第48話 「迫る絶望…!絶体絶命のプリンセス!」

脚本: 香村純子 絵コンテ&演出:佐々木憲世 岩井隆央 作画監督:渡邊巧大

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学園にいる生徒の描写は今までの積み重ねにより説得力が増していました。これは構成の上手さですかね。

個人的に「最終章」は3話構成って事にしています。

それから作画監督の渡邊巧大さん。東映の若手で注目してた人なので、プリキュアで初作画監督をしてくれて凄く嬉しかったです。今後のシリーズにもぜひ参加してほしいです。渡邊さんの、キャラクターの表情が素敵だなぁ。

 

・第50話「はるかなる夢へ!GO!プリンセスプリキュア!」
脚本:田中仁 絵コンテ&演出:田中裕太 作画監督:中谷友紀子

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身も蓋もない事ですが、泣きました。観てて涙が止まりませんでした。

素晴らしすぎます。1シーン1シーンがもうね。ありがとうございました。

 

 他にもありますが、あえて選ぶならこんな感じですかね。何なら全部って言いたいですけど。

・総括

総括といっても、まだ私の中でこの作品は上手く整理出来ていませんし、まとめきれてない部分もあります。上手く言語化出来ませんが、「プリンセス」って題材を、この世代に扱う事がとても挑戦的だなぁと思いました。

「プリンセス」と聞いて、真っ先に連想してしまったのが『少女革命ウテナ』なんですが、それとは違った現代的なアプローチをしつつ、上手く子供向けにしているのが上手いなぁと。「子供向け」だからと言って「子供だまし」な作品じゃ決してないです。

きっとこのシリーズを観た子供達が、将来「プリンセスプリキュアが好きだった」って言ってもらえる事を出来る作品になったんじゃないでしょうか。もちろん作品の目的はそれだけではないと思いますが。

プリキュアシリーズ』は毎年新しい事に挑戦しているのが興味深いし、それを1年間見守るのも良いですね。

夢に向かって進むこと、自分の夢を持つこと、彼女たちの青春の1ページが刻まれた1年間でした。

 

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『文豪ストレイドックス』朝霧カフカ×綾辻行人×京極夏彦先生のトークショーに行ってきた。

 2月3日、『文豪ストレイドックス外伝 綾辻行人VS京極夏彦』の発売を記念したトークショーに行ってきました。

「京極さんに綾辻さんまでが参加するトークショーなんてめったに観られない…」と思って乗りと勢い、あと文豪って作品がとても気になっているのでそのお話が作者から聞けたらいいなーなんて思って。

 トークショーの流れとかは他で記事になってるのでそっち見てもらった方が早いですね。

私はトークショーで気になったポイントだけまとめてみますね。

natalie.mu

1.朝霧カフカ先生によるキャラクターについての発言

 今回の外伝小説のキャラクター設定は3行ぐらい書いて、その後春河先生に見せたら1発でビジュアル決まった。それからイメージを膨らませていった。他のキャラ(おそらく本編)もそう。

本編でも、お話よりもキャラクターを先に設定している。どうやらキャラクター重視で仕事しているようです。如何にキャラクターは活き活きとして描けるか、もっと言えば出て1ページでそのキャラクターを覚えてもらえるかを意識していると強調。

ちなみにアニメスタッフからも、春河先生のキャラクターは好評。

2.今回の外伝小説について

綾辻先生京極先生からは好評。綾辻先生は、クソみたいな作品だったら和やかに話していませんとおっしゃり心臓に悪かったです。

京極先生は、辻村さんのキャラクターを褒めていました。彼女のキャラクターを作った事で作品が上手く出来上がっているとの事。

朝霧カフカ先生のお気に入りのシーン:冒頭、滝シーン。ネタバレを避けるが、シャーロックVSモリアーティを意識して描いた自身のあるシーンとの事です(ここで自らハードルを上げる)

他、トークショーで面白かった話。

綾辻「しかしよく面識もなくこんだけ描けたなぁ」

カフカ「最初、担当の方からお会いするかどうか聞かれたんですけど、どういう方なのか聞いてやっぱりイメージで決めました。綾辻さんだったドSにしようとか」

京極「手心が加えられますからねぇ」

京極 「でも、今回の小説の本キャラが僕らでよかったよね。他のご存命作家だったらどうなってた事やら。」

綾辻 「名前は出しませんが、まぁ色々いますね(笑)   辻村さんは、女性読者が少し嫉妬するんじゃないかって言ってましたね。自分が高校生だったらこの辻村深月のキャラクターに殺意を抱いていたかもて言ってたよ。」 

 

〜質問コーナー〜

質問1 もし異能が使えたら

カフカ 「異能が使えるだけで満足です!」

綾辻「寝ている間に原稿が出来ている」

京極「クマムシのようになりたい。とりあえず生きていて中々しなない。でも死ぬときは苦しまずに。」

質問2:この作家をキャラ化したら面白そうって人。お知り合いで。

綾辻「虫太郎で『黒死館*1』って思ったけど知り合いかぁ…迂闊な事言えないけどS田S司とか…(笑)」

京極「平山夢明 異能は恫喝と適当

質問3:小説の続編はありますか? 

カフカ「皆さんの反応次第ですね。でもこの流れだとほとんど決まってるようですね…」

ここで会場から大拍手

カフカ「ありがとうございます!!!」

 

 ・告知

カフカ「夏頃に小説4巻を出します。後は皆さん既にご存知だと思いますが、4月からアニメが開始します。シナリオにも参加していますのでよろしくお願いします!

 

・まとめ(各作家からの近況も含め)

カフカ「元々サラリーマンだったんですけど、『何か描きたい』という思いがずっとありまして。思い切って会社を辞め、何の当てもなかった所を角川さんに拾っていただき、デビュー作がこのような人気が出て光栄です」

綾辻「これがデビュー作かぁ これから頑張ってね。」

この辺は綾辻さんの宣伝。

京極さんも同じくカフカ先生を応援してから宣伝。その後カフカ先生のお話で〆

 こんな感じですかね。カフカ先生は「今年は文豪イヤーにしたい」という〆に、不安と期待を感じてしまいましたが。

外伝小説のトークショーなので、アニメの話、原作の話は少な目でした。カフカ先生がちょっと触れたキャラクターの設定についてもっと掘り下げて聞いてみたかったですね。

カフカ先生の狙いは間違ってはいないと思いますが、個人的にもうひと押し欲しい所。何よりキャラよりストーリーの弱さが気になります。お話あってのキャラクター、キャラクターあってのお話だと思いますので、文豪は圧倒的にお話が弱い。滅多な事がない限り「キャラで押し切る」のは不可能だと思うんですよね。だからキャラクターも何だか薄く見えてしまう…

ただし、8巻9巻は悪くなかった(感覚が麻痺してきているからかもしれないが)。お話も整理され、キャラの見せ方も良くなっている。アニメ化決まったからなのか、脚本会議で榎戸さんから何か刺激をもらったからなのか…とにかくカフカ先生はかなり「若い」からどんどん吸収して伸びていってほしいです。これは春河先生の絵にも言える事かも。 

*1:黒死館殺人事件ですかね?