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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』awesomeでawesomeなvol.2

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 ※感想はネタバレを含みます

 「最高な映画がやってきた」と一作目を観た時僕は思った。

シネコンを出て真っ先にCDを買ってチャリンコを漕ぎながら映画を思い出し涙を流して家に帰ったのはもう3年も前になると思うと、時間が経つのが早いと思い泣けてくる。

続編である『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(邦題がどうしても許せないので、ここでは『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーvol.2』とかvol2として書きます)が公開された。そんな続編を、IMAX3Ⅾ字幕版と2Ⅾ字幕版を初日に鑑賞。

大傑作でありまたしても「特別な一本」として僕の胸の中に残る大切な作品にななった。

 最初に1回観た時は、劇中でガーディアンズのメンバーが色んな星に行ったり、色んな宇宙人と戦ったりと、そういう話ではないので少し期待していたのとは違ったかなと思う所は正直…あったよ(まぁそれはスタートレック観ればいいのではとは思いますが)

「初めて観たフレッシュな気持ち」はかなり薄れてしまった気がする、ただし、本作が「父親」への向き合い方と「家族」へ向き合い方、そして他者と繋がりを持つ事はどうういうことか?という問いを、温かく僕の心へ投げかけてくれた気がしたので、また別の意味で「特別な一本」になった。

 突然僕個人の話だが、ここ数年「家族とは何だろう」と「父親とは何だろう」って思いを考えて生きている。今も。自分の出来事は詳しくは書かないけど、血の繋がった「父」という存在をどこまで許せるのか…というモヤモヤとした思いが続いるのだ。

話を映画に戻すと、本作ではそんな血の繋がった「父親」が突然主人公ピーター・クィル(以下ピーター)の元に突然現れる。

前作でピーターは、実は宇宙人とのハーフである事が判明し、この宇宙のどこかに血の繋がった宇宙人である父親がいる事が分かる。

父親が現れたことで、ピーターはどう動く?そしてチームはどうなる?というのが本作のお話だ。

「特別な一本」なのは、先ほど書いた「父親についてモヤモヤしている時期」と重なったからかもしれない。

僕にはピーターと父親の関係、そしてその父親を乗り越える事でその先にある「家族」や「人生」についても描いているように思えた。

  ピーターの父親エゴ(カート・ラッセル)は宇宙人であり、神にも近い存在であることが判明する。

そんな相見えない存在が自分の父親であると判明した時、ピーターはどう動くのだろうか。

 ピーターは、血の繋がった父親と分かりうことが出来た瞬間を本作は印象的な「キャッチボール」のシーンで見せてくれる。

でも分かり合うことが出来た人物が、自分と違う思想であり、自分が「倒すべき悪」だと思った瞬間、たとえ血の繋がった父である人物でも「許さなくてもいい」という決断をする。

主人公ピーターにとって気持ちに切なさもあるけど主人公としての成長し、精神的にも成長した瞬間なのではないか。「実の父親を殺す」というテーマは昔から語られている映画のテーマであるが(直接殺すとかじゃなくてある時点で乗り越えたりすことで)

血の繋がりだけではなく自分とは違うけど、どこかで一致する部分と特別な出会いであった「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」と、宇宙で自分が大きくなるまで育ててくれた「ヨンドゥ」という存在はピーターにとっての今までの、そしてこれからの「家族」そのものであり仲間であるんだと本作は改めてそれを考え直す作品でもあった。

父親という呪い」は解けないかもしれない、だけれどその隙間を埋めてくれる人はどこかにいる。

「何も血の繋がりだけが全てではない、許せない事だってある」ということ、そして「繋がりはふとした瞬間に現れるかもしれないし、途切れるかもしれない、でもその繋がりを大切に思える時期が来る、そしてこれからも大切な繋がりがきっと来る」という事を考えさせてくれる作品なのだと思った。

ちょっと考えすぎかもしれないが、ジェームズ・ガンの作品には「温かさ」と「優しさ」があるはずだ。

それが本作では120%発揮されたあったけぇ作品だと僕は思う。

awesomeで特別な一本をありがとう。